2024年03月22日

プリアンプ自作(21)

イコライザー基盤をアンプに組み込んだ。
若干ハムが出たのでアースポイントをいろいろ変更して落ち着いたところ。
CR-NF型イコライザーは初段入力に入っているC(1500pF)がそもそも発振止めにあたるので発振しない。
通常発振対策は初段ベース・アース間か2段目のベース・コレクタ間に小容量のCを入れるかのどちらかなのでこの点でCR-NFF型は簡単でいいと思う。
イコライザーのゲインは予定通り100倍程度になったが若干ゲイン不足というか、CDに切り替えると音量差が大きく感触が良くない。
ゲインは150倍~200倍は欲しいところなのでそのうち改造しようと思う。

アンプ内部  


Posted by はりー at 16:30Comments(0)プリアンプ自作

2024年03月12日

プリアンプ自作(20)

イコライザーアンプの基盤が完成した。
これから動作テストをしてプリアンプに組み込む予定。

イコライザーアンプ
  


Posted by はりー at 15:07Comments(0)プリアンプ自作

2024年02月09日

プリアンプ自作(19)

イコライザアンプの検討再開です。
回路案はFETによるSRPP回路が基本になっているが、どれくらいの増幅度(電圧利得)が得られるか実験した。
FETのソース接地増幅回路の増幅度はgm・RL/(1+gm・RS)となるが、SRPP回路の増幅度の式は文献を探しきれないので実験してみることにした。
単純に考えるとRLの部分が定電流回路と見なせるのでかなりの増幅度が得られそうだ。
手持ちの部品を使って下図の回路で実験を行ったところ、増幅度は約520倍(54dB)となり、高い増幅度が得られることが分かった。
2段増幅のNFイコライザなので裸利得は100dBを超え十分、というか発振対策が必要と思われる。
うまくいけそうなので当初の回路どおりで部品を集めることにする。

SRPP  


Posted by はりー at 15:18Comments(0)プリアンプ自作

2023年07月24日

プリアンプ自作(18)

イコライザアンプの回路を検討している。普通に考えれば電源が±18Vあるので差動増幅回路を基本にした物になりそうだが、差動増幅回路だと定電流回路、カスケード接続、カレントミラー、上下対称など考えればキリがなく、それならOPアンプの方が良いのではとなって先に進まない。
今回はFETを大量に買ったので真空管時代そのものといった回路で考えている。
案は図の通りでFETによるSRPP回路を2段にしたNF型だが入手したFETは超ローノイズという触れ込みなのでCR-NF型とする予定。
1段目と2段目はCR結合でタイムスリップしたような回路になっています。これでうまくいくか実験しながら進めます。
イコライザアンプ

  


Posted by はりー at 11:50Comments(0)プリアンプ自作

2023年06月30日

ラズパイのトラブル

volumioの調子が悪くなり、そのうち立ち上がらなくなった。パソコンからvolumioの画面が出てこない。pingを飛ばすと反応するのでOS自体は起動しているようだ。
なんとなくソフトに問題がありそうな気がした。SDカードは過去にカメラに使って壊れたこともあったので、もしかしてSDカードに不具合があるかもしれないと思いパソコンにカードを入れてアクセスしてみると問題ないように見える。
しかし、このままでは先に進まないので、SDカードを購入しvolumio起動用SDカードを作り直すことにした。近所のベスト電器で1番小さな16GBのSDカードでパッケージに永久保証と書いてある丈夫そうなものを700円弱で購入した。
5年前に作った時はどのようにしたが全く覚えていない。なんか面倒な作業だったような気がするが実際は超簡単だった。
手順は以下の通り。
①PCにネットからラズパイ用volumioのソフト(ZIPファイル)とbalenaEtcherというブートディスク作成用ソフトをダウンロードする。
②balenaEtcherをPCにインストールする。
③balenaEtcherを立ち上げvolumioのZIPファイルをSDカードに展開する。
以上で終わりです。
ダウンロード時間も含めて30分もかかりません。
作成したSDカードをラズパイにセットし電源を入れると一発で動作しました。





  


Posted by はりー at 15:18Comments(0)volumio

2023年06月24日

プリアンプ自作(17)

イコライザーアンプの仕様は以下で考えている。
①許容入力は最低100mV
現用のイコライザは70mV程度であるがクリップしたことはないため
②ゲインは最低100倍
ゲインが低いとCDとの音量差があり使用感が悪いため
③RIAA偏差は±0.3dB(20~20kHz)
あまりこだわらないが少ないに越したことはないため
④RIAA回路はNF型
CR型だとアンプが2個必要なため大げさになるため
⑤通販で一般に入手可能な部品(現行品)を使う
故障しても修理できるようにするため
⑥ICは使わない
OPAMPを使えば簡単でよいが、オリジナリティがなくなり面白くないため

部品の精度、品質が昭和より格段に進歩しているのでトランジスタ2~3石イコライザーでも十分に良い音が出そうな気がするが、ちょっとこだわってFETを使おうと思っている。秋月電子通商から2SK2881(40円/個)を100個購入したのでテストしながら回路を考えたい。

FET  


Posted by はりー at 13:03Comments(0)プリアンプ自作

2023年06月10日

無線機トラブル

台風の後トランシーバーで送信ができなくなった。HF、VHFともに送信しても出力がない。受信はできる。トランシーバーのモニターでも出力表示が出ない。元々VHFのアンテナが不調でSWRが2程あったので終段が飛んだのか。
お店に修理で持っていこうと思いすべてアンテナ、電源、全て外してダミーロードを繋いで試しに送信すると何事もなかったように送信できる。
色々調べてみると、アンテナチューナーのコントロール線のコネクタ部分が浸水していた。このためHF、VHFとも全て送信できない状態になっていた。
コネクタ部分を外し水を抜いて半日乾かした後、今度はしっかり防水施工して接続してとりあえず完了した。原因究明から修理まで丸1日かかりました。VHFアンテナの調整は今後の課題。

アンテナチューナー  


Posted by はりー at 17:26Comments(0)アマチュア無線

2023年05月19日

プリアンプ自作(16)

イコライザーアンプの検討を始めている。FETを使ったディスクリート型で考えている。
ここまでは何もトラブルは起こっていないのでLINEアンプ部はほぼ完成している。(トーンコントロールディフィートSWだけは検討課題。)
ICを触ってみるとほんわか熱くなっているように感じたので放熱器を付けた。

LINEアンプ
  


Posted by はりー at 12:43Comments(0)プリアンプ自作

2023年04月10日

プリアンプ自作(15)

(1)ボリュームのノブを触るとブーンと雑音がでる。
アッテネーターに付属していたワッシャーは樹脂製だが、これが原因でアッテネーターがシャシーと絶縁されて雑音が出ていました。金属ワッシャに変えれば良いがアッテネータを外すのがかなり面倒。アッテネーターにアース線をはんだ付けしようと思っただが、アッテネーターをよく見るとM4のネジ穴があったのでネジで卵ワッシャーを取付アースしました。

(2)ミューティング回路を修正。
修正したというよりオリジナルに戻しました。ミューティング時間が長すぎると思ったのですが、アンプの電源の方が放電時間が長く(イコライザーアンプがまたできていないため)切った時のミューティングがわずかに効かないことが分かりました。
また、電源をONするときにアンプ電源の方が先に立ち上がるの僅かにノイズが出ます。これも修正が必要ですが、まだ手を付けていません。

(3)トーンコントロールディフィートスイッチを切り替えるとショックノイズがでる。
切り替えスイッチはショーティングタイプだが微妙にタイミングがずれるのか回す加減によってもノイズが出たりでなかったりする。
こちらは未対応、どのように修正するか検討中。

アッテネータ  


Posted by はりー at 15:32Comments(0)プリアンプ自作

2023年03月24日

プリアンプ自作(14)

ほぼ完成。
試運転中。
とりあえず写真をアップ。

プリアンプ
  


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2023年02月28日

プリアンプ自作(13)

筐体がほぼ完成した。
筐体をアルミで自作するのは無謀だったかもです。死ぬほど穴を開けました。
見た目はそれなりなので良しとします。
パネルの印刷がまだできていない。A3サイズのプリントになるので知り合いにお願いしようと思っています。

プリアンプケース
2階建て構造。右側に電源部分を収納する。  


Posted by はりー at 13:23Comments(0)プリアンプ自作

2023年02月09日

プリアンプ自作(12)

ミューティング回路が完成した。電源にはアンプ用20Vを整流して使うためぺるけ式オリジナル回路では電圧が高すぎてミューティング時間が1分位になる。そこでCDS光カップラーの前に15kΩを並列に入れて30秒ほどで動作するように調整した。
最初からバラックでテストしていればここは1000μFのコンデンサを470μFにしていたとところだ。

ミューティング基盤
  


Posted by はりー at 08:34Comments(0)プリアンプ自作

2023年01月25日

プリアンプ自作(11)

アンプ基盤がほぼ完成した。
回路が簡単なのでユニバーサル基盤で作成した。筐体は上下2分割の2階建なので、背中合わせに対称になるよう部品を配置している。
出来上がった基盤の動作試験はこれからの課題。
残りは、ミューティング基盤になる。

ラインアンプ  


Posted by はりー at 16:07Comments(0)プリアンプ自作

2023年01月04日

プリアンプ自作(10)

電源基盤はとりあえず完成。
平滑用の電解コンデンサはニチコンKAシリーズアルミ電解コンデンサ50V2200μFを入手した。105℃品。
トランスと接続し動作確認を行い出力電圧を測定すると、プラス側が18.0V、マイナス側が18.5で3%程の違いがあった。三端子レギュレーターはかなりバラツキがあるようだ。ピッタリ同じでなくても問題はないのでこれで完成とする。
次はアンプ基盤の作成に取り掛かる。

電源テスト中  


Posted by はりー at 13:57Comments(0)プリアンプ自作

2022年12月20日

プリアンプ自作(9)

電源基盤がほぼ完成。
平滑コンデンサのみ未接続。
購入したコンデンサの大きさが基盤の取付穴と合わなかったので別途物色中。
オリジナル品から変更した部品は以下の通り。

・0.1μFセラミックコンデンサ ⇒ 0.1μF積層フィルムコンデンサ
・4.7μF電解コンデンサ ⇒ 4.7μFタンタルコンデンサ
・47μF電解コンデンサ ⇒ 68μFOSコンデンサ
・7815三端子レギュレーター ⇒ 7818三端子レギュレーター
・7915三端子レギュレーター ⇒ 7918三端子レギュレーター
・ICソケット ⇒ 丸ピン金メッキ品

ブリッジダイオードはオリジナルのままだが、別途ショットキバリアダイオードによる整流回路を作成する予定である。
アンプ基盤も電源基盤と同様にコネクタを使ってメンテナンスが容易になるようにしようと思っている。


  


Posted by はりー at 15:56Comments(0)プリアンプ自作

2022年11月27日

プリアンプ自作(8)

ケースは大体できてきたので、中身の製作に取り掛かろうと思う。
まずは、電源からで電源トランスはトロイダルトランスを入手した。重さが390gでもうちょっと小さくてもいいかと思うがこれを使う。
電源回路はアクティブサーボ電源で今回もLM386アンプで使っているアイテンドーのキットを使う。3端子レギュレータを変えれば出力電圧を変えられるので今回は18Vのレギュレーターを使う。これに伴いオペアンプも耐圧が高いものJRC2114DDを入手した。ケミコンなどの部品は日本製を使いたいので通販で適当なものを物色中。
現在は18Vや24Vの3端子レギュレーターは入手不可なので手持ち品を使用する。ebayからだと可変3端子レギュレーターLM317を使用したキットや基盤が入手できるのでこれでもよいが、電圧調整に可変抵抗を使うのが若干気になる。





  


Posted by はりー at 09:35Comments(0)プリアンプ自作

2022年11月13日

プリアンプ自作(7)

穴開けはほぼ終了。
前面はアルミ板と2枚のアクリル板との3重構造でアクリル板の間に光沢写真用紙にプリントしたフロントデザインを挟む。色もフォントも好みの物ができる着せ替え式になる。
今回は黒パネルにして白い文字を入れる。往年の山水アンプやマッキンのアンプをイメージしている。マランツ7のフォントはアンティーク調の可愛い感じなので同じようなフォントを探しているがなかなか格好が良いフォントがない。

アクリルパネル

  


Posted by はりー at 15:36Comments(0)プリアンプ自作

2022年10月22日

プリアンプ自作(6)

土日に作業を行うので進捗が遅い。
パワーポイントで作った図面をA3コピー用紙にプリントしアルミ板に糊で張り付け、穴の位置を決めている。この方法が一番精度が出ると思う。
後ろのパネルの穴開けはほぼ終了。

パネル
  


Posted by はりー at 17:24Comments(0)プリアンプ自作

2022年10月02日

プリアンプ自作(5)

筐体はアルミ板を組み合わせて作ることにした。
厚さ1.5mmのアルミ板をL型アングルでネジ止めして箱を作る。
現用の真空管アンプと同じく2階建てとしてシールド線は使わない構造にする。
大きさは、380mm×220mm×110mmでマランツ#7より若干小さい。
アルミ板とアングルは横山テクノhttps://www.yokoyama-techno.netに注文した。



  


Posted by はりー at 15:07Comments(0)プリアンプ自作

2022年09月11日

プリアンプ自作(4)

フラットアンプの回路は図の案で考えている。
多重帰還形のACアンプになる。負帰還回路にトーンコントロール回路を組込んでいるがDCカット用のコンデンサーが2つ入るので低域にピークができないようにスタガリングしている。シミュレーションをして問題がないことを確認している。
トーンコントロールの変化幅は約6dBでゲインが6.2倍程度になるようにCR類を選んだが、バランスコントロールをB型にしてトータルゲインは3倍程にする。大昔はフラットアンプのゲインは10倍が定石だったが、現在ではCDの最大出力が2Vであることもあってゲインは低めで1倍でもありだ。
入力切り替えをテープモニター式にするか図のように録音セレクターにするか悩んでいる。
ミューティング回路はぺるけ式そのものでリレーを使わない方式である。

プリアンプ回路図

  


Posted by はりー at 10:17Comments(0)プリアンプ自作