2020年10月31日

ヤフオク

TU-888はヤフオクに出品することにした。
久しぶりの出品のため時間がかかった。

TU-888はこのシリーズの中ではデザインがユニークで気に入っているが置くところがないというのが本当のところだ。
売れるといいな。  


Posted by はりー at 21:40Comments(0)TU-888

2020年10月11日

TU-888組み立て(4)

最初は気づかなかったのだがスピーカーに耳をくっつけるとブーンと雑音が出ていることが分かった。
そこでダミーロードを接続し雑音電圧を測定すると左右とも約2.1mVの雑音がある。計算上はハム雑音は1mV以下になるはずだがなぜだろう。よくよく観察すると電源スイッチを入れると同時に6mV位のハムが発生して真空管が温まるとだんだん小さくなる。
電源トランスから出力トランスに漏れる磁束による電磁誘導が原因らしい。試しに電源トランスと出力トランスの間に2mm厚の鉄板を入れると雑音電圧は1.4mVに減少する。
電源トランスと出力トランスのコアーが向き合っていてしかも2cm程しか離れていないのでこれが影響しているようで解決方法は電源トランス、出力トランスに鉄製のケースを被せる他はほぼ無い。電源トランスの位置が90度ずれていたら雑音は少なかったと思われる。
2mVの雑音はスピーカーに耳をくっつけると聞こえるレベルで30cmも離れるとハムは全く聞こえなくなる。残念だがこれは受け入れるしか無い。
ちなみに前に作ったAフィルターを通すと雑音電圧は0.18mVになる。実用上は問題ないということで終了とする。



  


Posted by はりー at 09:59Comments(0)TU-888

2020年10月04日

TU-888組み立て(3)

50時間ほどエージングをした。音質はほとんど変わらない感じがする。
落ち着いたところで周波数特性を測ってみた。測定にはアナログディスカバリーⅡのネットワークアナライザを使用した。結果140kHz付近で+4dB程の盛り上りがある。
帰還抵抗の配線を外すとゲインが11dB増加するので負帰還量は11dBになる。負帰還量は予想通りでそれほど多くはないがやはり位相補正が必要だろう。
ネットワークアナライザはRUNするとレーダーのように繰り返し測定をするのでグラフを見ながら帰還抵抗にコンデンサを取替接続して140kHz付近のピークが出ないように調整をした。200pFで自然な形になったので200pFディップマイカコンデンサーを抵抗にはんだ付けして終了とした。
早速ヒヤリングしてみると基本的にすっきり感を維持して落ち着きが感じられるようになった。柔らかな雰囲気もありかなりいい感じです。ただしスケール感やレンジ感は現用のLM3886DCアンプと比べると劣ります。
意外というかこんな安価で簡単なアンプでよくこれだけの音がでるなぁという印象です。シングルアンプを見直しました。夏場はLM3886アンプを使っていますが電気をあまり食わないシングルアンプもありかなと思っています。
このアンプ気になる点がもう一つあるので次回アップします。

  


Posted by はりー at 08:50Comments(0)TU-888