2022年06月05日

プリアンプメンテナンス

30年近く使っているプリアンプの調子が悪くなってきた。音が微妙に歪む。特に左側だがスイッチを入れてすぐに歪むのではなく時間が経つとおかしくなる。
この原因を突き止めるのに相当時間がかかった。

プリアンプは以下のようにかなり拘って作ったものになる。
最大の特徴はクリスキットMK8と同様な2階建てでさらに奥行きをできるだけ短くしてシールド線は1本も使わない構造である。セレクターの後に12AU7で直増幅後、バランスとボリュームを入れカソードフォロアー出力の無帰還式。

電源は別筐体で6X5GTによる整流、フィルターコンデンサはフィルム型とブラックゲートコンデンサ。ツェナーダイオードとトランジスタを使った一次型の定電圧電源を備えている。さらにプリアンプ本体側もCH別にトランジスタのリップルフィルタを入れている。真空管のヒーターは3端子レギュレーターによる定電圧電源。

普通に疑うのはカソードバイパスコンデンサ(ブラックゲート220μF16V)だが...
写真はカソードバイパスコンデンサをOSコン(220μF25V)に変えたところ。

プリアンプメンテナンス


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Posted by はりー at 17:51│Comments(0)プリアンプ
 
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