2007年09月22日
ドライバー
ST70のドライバーは7199というMT管が使われている。
5極管と3極管の複合管で前段はこの1本で済ましているところが、潔いというか、
シンプルで格好いい。
ドライバーの3極管は内部抵抗が8.1kΩ、μが17で12AU7相当だろう。
位相反転はPK分割回路なので、ドライブ電圧が十分に出るか心配なところだが、
B電圧が375Vと高いので問題は無いようだ。
http://www.nj7p.org/Tube4.phpから7199の特性図を入手して
負荷抵抗94kΩで負荷線を書いてみると、グリッド電圧0Vと交わるプレート電圧は
約40Vなので有効なプレート電圧は335Vになる。
真ん中に動作点を取るとすると、±167.5V(P-P)は振れる。
実際はEL34のグリッドリーク抵抗による負荷(交流負荷)やばらつき、カットオフ電圧等を考慮して
これの半分が実用的と考えると出力電圧は±80V位だろうか。
PK分割は上下でさらに半分に分けるので片側±40Vになる。
EL34のバイアス電圧は-33.5Vなので十分にドライブできる計算だ。
7199はあまり聞かない球でこのような複合管としては6AN8や6BL8、6U8などがおなじみではないだろうか。
今回は6GH8Aを入手したので、これを使うことにする。
5極管と3極管の複合管で前段はこの1本で済ましているところが、潔いというか、
シンプルで格好いい。
ドライバーの3極管は内部抵抗が8.1kΩ、μが17で12AU7相当だろう。
位相反転はPK分割回路なので、ドライブ電圧が十分に出るか心配なところだが、
B電圧が375Vと高いので問題は無いようだ。
http://www.nj7p.org/Tube4.phpから7199の特性図を入手して
負荷抵抗94kΩで負荷線を書いてみると、グリッド電圧0Vと交わるプレート電圧は
約40Vなので有効なプレート電圧は335Vになる。
真ん中に動作点を取るとすると、±167.5V(P-P)は振れる。
実際はEL34のグリッドリーク抵抗による負荷(交流負荷)やばらつき、カットオフ電圧等を考慮して
これの半分が実用的と考えると出力電圧は±80V位だろうか。
PK分割は上下でさらに半分に分けるので片側±40Vになる。
EL34のバイアス電圧は-33.5Vなので十分にドライブできる計算だ。
7199はあまり聞かない球でこのような複合管としては6AN8や6BL8、6U8などがおなじみではないだろうか。
今回は6GH8Aを入手したので、これを使うことにする。
Posted by はりー at 19:43│Comments(0)
│EL34